「焼き芋を焼酎で表現する」というコンセプトのもと、焼き芋仕込みによって、通常の芋焼酎にはない独自の風味が生まれます。
通常の蒸し芋では出せない香ばしさやカラメルのような複雑な風味が特長の焼き芋焼酎。
芋をじっくり焼くことで、水分が適度に抜け、糖化がより進み、その甘味や旨味が凝縮されます。
この凝縮された焼き芋の甘味・旨味がそのまま焼酎の味わいのベースとなります。
また芋を焼く過程で、表面や内部が高温になることにより、メイラード反応やカラメル化といった熱分解反応が起こります。
これにより、焼き菓子や焦げた風味にも似た「焼き芋特有の香ばしい風味」が生成され、これが焼酎の風味の核となります。
今年の仕込みでは、昨年より焼き芋の焼き目を強く出し、そのスモーキーさを焼酎の個性として表現するよう試みました。
また、醪は高温管理とし、例年より蒸留のエンディングポイントを早めにカット(焼き芋の焼き目を強くした為)することで、味わいのキレを良くしました。
仕上げは完全無濾過製法ですので、芋本来の成分が残り、濃厚な味わいをお楽しみいただけます。
(蔵元コメント)

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