銘柄の『助六』は歌舞伎の演目『助六由縁江戸桜』や『助六曲輪の初桜』が由来です。
この演目は歌舞伎十八番の一つに数えられ、昔から庶民的で人気の高い演目です。
また、助六寿司の由来が、この演目らしいのです。
主人公の助六が、舞台に登場する時の紫色の鉢巻が、助六寿司の海苔巻き、また、助六の彼女役「揚巻」の「揚げ」が助六寿司のいなり寿司、その二つを詰め合わせたものが助六寿司と呼ばれ、今も幕の内弁当と共に助六寿司は、庶民的で広く世の中で楽のしまれております。
『純米大吟醸 助六 初桜』は、平孝酒造が、お鮨とお酒を追求する過程で、歌舞伎と江戸前鮨との繋がりを知り、それを具現化した商品です。
歌舞伎の演目『助六』は江戸っ子の間では、庶民的で人気の高い演目だった事から、それを、日本酒に照らし合わせ、歌舞伎的な解釈を取り入れると、幕の内に気楽に楽しむカジュアルな日本酒がコンセプトになりました。
但し、平孝酒造の開発コンセプトでは、香り系の酵母を使用するにしても、お酒だけで目立たずに、食中酒を意識した、穏やかな香り系の純米大吟醸に仕上げて有りますので、食前、食後酒と割り切らず、先付けや、塩茹でした野菜、お任せのお鮨屋さんで言えば、後半に出るウニや穴子、卵焼きとの相性も良いと思います。
(蔵元コメント)

未成年者の飲酒は法律で禁止されています