「木ノ環」に関しては残糖を少なくしますと、木の風味や清涼感を若干えぐみとして感じてしまうため、甘さで少しマスキングするような形でバランスを整え、七本鎗としては若干甘みのあるタイプとしております。
その結果、木のニュアンス、米の旨み、甘み、酸味などの要素がバランスよく混在した自然な味わいとなっています。
今期は今までになく玉栄が硬い年ですが、やや甘みを持たせることでまとまりが出ています。
新しい価値や物が生まれてくる時代だからこそ、伝統や技術を次世代へと伝えたい。
令和2年、冨田酒造では木桶仕込を再開しました。
自然の恵みを受けた米・水に木桶に棲む菌が加わります。
酒造りから木を軸にした輪、循環、環りを広げていきたいという想いを込め「木ノ環(きのわ)」と名付けました。
(蔵元コメント)

未成年者の飲酒は法律で禁止されています